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「どうしたらいいですか?」が増えるのは、教えすぎだから?

9月28日
読了時間: 3分

更新日:9月29日

部下には、 できるだけ丁寧に教えた方がいい と思う時があります。 自分が失敗して学んだこと 例えば、何度も試して、 うまくいった方法。 それを、 「ここは、こうした方がいいよ」 「次は、こうやってみたら」 と、できるだけ分かりやすく伝える。 相手が失敗しないように、 こちらが知っていることを できるだけ渡す。 その方が、良いのでは? と思うことがあります。 続けていると、 少し気になることが出てきました。 丁寧に教えたはずなのに、 また、 「どうしたらいいですか?」 と答えを求められる。 そこで私は、 教えること自体ではなく、 教える「量」の問題もある と考えるようになりました。 こちらが10まで説明すれば、 相手は10まで聞けばいい。 でも、 あえて6くらいで止めて、 「ここから、あなたはどう思う?」 と聞いてみる。 すると残りの4を、 本人が考えることになります。 そこで私は、 情報を減らし質問をしてみることに しました。 「私はここまで考えているけど、 あなたはどう思う?」 「もう少し良くするとしたら、 何を変える?」 と聞いてみる。 そして、 すぐにこちらの答えを言わず、 少し待つ。 私はこの、 「考える余白」 を大切にしています。 職場を対象にした72研究、 3万人以上をまとめたメタ分析でも、 上司が本人の考えや選択を尊重する 「自律性を支える関わり」は、 本人の自律的なモチベーションや 良い仕事上の行動などと 関連することがわかっています。 さらに最近の、 学習支援についてのメタ分析では、 経験の少ない人には 具体的な手助けが重要である一方、 経験が増えた人に 必要以上の手助けをすると、 かえって学びを妨げることがあるという 結果にもなりました。 ここも、 とても大切だと思っています。 何でも考えさせればいい、 という話ではありません。 ビギナーには、 丁寧に教える。 知らないことは、 きちんと伝える。 してはいけないことや、 守らなければならないことも、 曖昧にしない。 自分で考えられるようになってきたら、 こちらが教える量を少し減らしてみる。 そして、 「あなたはどう思う?」 と返してみる。 私が意識しているのは、 教えなくても考えられるところまで、 先回りして教えないこと。 これを続けていると当社でも、 「どうしたらいいですか?」 だけではなく、 「私はこうした方がいいと思います」 「次は、こうしてみます」 という言葉が 少しずつ増えてきました。 相手を思うほど、 つい、たくさん教えたくなるかもしれません。 だから時々、 「今、この人に必要なのは、 答えだろうか。それとも?」 と考えるようにしています。 教える。 待つ。 任せる。 その量を、 相手に合わせて変えていく。 私は、 そんな関わり方を意識しています。



 
 
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