「何かある?」「特になにもありません」問題の対処方法
面談で、 「最近どう?」 「何か問題ある?」 と聞くと、 「特にありません」 「問題ありません」 と返ってくることがあります。 以前の私は、 「そうか。それなら良かった」 と、そのまま次の話に進んでいました。 その結果、問題が起きている。 そんなことを繰り返していました。 今は、 ここでもう一つ聞くようにしています。 「問題ない状況にするために 何か工夫していることはある?」 すると、 「ミスしないように、 最後にもう一度確認しています」 「忙しくならないように、 空いた時間に先の準備をしています」 など、 普段は本人もあまり意識していなかった 小さな工夫が出てくることがあります。 ここが大切だと思っています。 上記のような質問することで 報告がない日々の問題を把握できます。 また、続けた方がいい行動が 隠れていることがある。 本人がそれに気づけば、 「自分は、こういう工夫をしていたんだ」 と、自分のうまくいく方法を 自覚することができます。 そして私は、 「そんな工夫をしていたんだね」 と、具体的に返します。 大きな成果が出た時だけではなく、 何事もなく仕事が進んでいる時にも、 その理由を一緒に見つけてみる。 成功した経験を振り返ることについては、 日本の職場を対象にした研究でも、 成功について振り返ることが、 その後の主体的な行動と関連することが 分かっています。 もちろん、 「問題が起きていない=本人が努力した」 とは限りません。 たまたま問題がなかったこともあるし、 仕組みのおかげかもしれません。 だから私は、 「頑張ってるね」 と先に決めるのではなく、 「何か工夫していることはある?」 と聞いてみます。 あれば、 それを本人と一緒に見つける。 なければ、 それでいい。 「変わりありません」で終わらせず、 変わらずうまくいっている理由を、 少しだけ探してみる。
