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「博士の愛した数式」を読んで

  • 2月13日
  • 読了時間: 1分

博士の記憶に関係する物語ですが、読み進めるうちに、これはただの“設定”ではなく、人との関係についてのメタファーだと思いました。

 

博士は、相手をいつも“今日の相手”として見るしかありません。

これは極端に見えて、実は私たちも同じです。

人は、思っているほど過去のやり取りを正確に覚えていません。

だからこそ、今日どう向き合うかで関係は作り直せる。

 

また博士は、過去の失敗や誤解、しこりを抱え続けることができません。

これは不便なようで、別の意味では“自由”にも見えました。

私たちはつい、必要以上に過去の記憶を背負いがちですが、

博士の姿を通して、

「いま目の前にいる相手を、そのまま見る自由」

を思い出しました。

 

物語自体は大きな事件があるわけではなく、

博士・家政婦・少年の穏やかな日常が静かに流れています。

けれどその中で、

短い時間にも関係は育つし、小さな積み重ねが大切 ということだけは、強く心に残りました。

 

読み終えて、「結局のところ、昨日どうだったかより、今日どう接するかなんだな」と感じました。



 
 
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