『ビジネスとしての宗教』を読んで
- 7月22日
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私は以前から、宗教はなぜ、これほど多くの人を惹きつけ、長い間、社会に大きな影響を与え続けてきたのだろうと思っていました。
この本を読んで、その理由が少しわかったように思います。
宗教には、人が求めるものの多くが揃っています。
人とのつながり。
苦しみむ意味
自分は何者で、どう生きればよいのかという疑問への答え。
仕事相手や結婚相手との出会い、困ったときに助け合う関係まで生まれます。
本書では、宗教を、人と人とを結びつける「プラットフォーム」としての説明があり、なるほどと思いました。
人を惹きつける仕組みのほとんどがあるオールインワンだと思います。
そして、宗教は昔から、同じ姿のまま続いてきたわけではないということも納得。
社会が変わるたびに、形を変え、競い合い、政治とも結びつきながら生き残ってきている。
人は何に惹かれるのか。
人はなぜ集団をつくるのか。
何が人を動かすのか。
そして、善意から始まった組織が、なぜときに権力の乱用を生むのか。
宗教を通して見えてくるのは、宗教という世界ではなく、私たち人間そのものに見えます。
宗教の歴史を知ることで、人間と組織がこれからどこへ向かうのかも、少しだけ見えやすくなるかもしれない。
そんなことを考えさせられた一冊でした。

