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『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』を見て

9月22日
読了時間: 2分

面白かった。 見終わって思ったのは 人の気持ちは、最初から最後まで一貫して 本物かか偽物かの二つだけでは 分けられないんだな ということです。 レゼは、最初から純粋な気持ちだけで デンジに近づいたわけではない。 目的があって、 演じていた部分もある。 だからといって、 デンジとの時間まで 全部が嘘だったのかというと、 そうではない、と私は思います。 本気だったのか。 演技だったのか。 そんなふうにきれいには 分けられないのでは。 最初は演じていたものの中に、 途中から本当の気持ちが 少し混じっていったのかもしれない。 もしくは、本人自身も、 どこまでが演技で、 どこからが本音なのか、 分からなくなっていた時があったのでは。 そこがすごく人間的だと思いました。 最初から自分の気持ちを 全部分かっているわけではない。 役割として関わっていた相手に、 思いが生まれることもある。 逆に、 本物だと思っていたものが、 あとから違って見えることもある。 人の気持ちは、 あとから形が変わる。 その曖昧さがいい。 そしてもう一つ。 デンジもレゼも、どこかに 「今とは違う場所に行きたい」 という気持ちを持っているように 見えました。 今いる場所が、 必ずしも自分で選んだ場所ではない。 だから、普通に学校へ行くことや、 誰かと一緒に過ごすことのような、 一見なんでもないものが、 ものすごく魅力的に見える。 自由=自分で選べることこと どこへ行くかよりも、自分で選んだ場所へ行きたい。そんなテーマもあったのかもしれない。 戦闘シーンなど、言ってみれば 派手なアニメなのに 見終わったあとに残ったのは、 本物と偽物の境目 選ばされたものと 自分で選ぶもの そんな、人間らしい話でした。



 
 
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