『愛の試み』を読んで 福永武彦 著
- 8月19日
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孤独について考えさせられる内容でした。 結局、人はどれだけ誰かと深く関わっても、孤独がある。 誰かが自分のすべてを理解してくれるわけでもなければ、自分も相手のすべてを理解することはできない。 人には、それぞれ自分で引き受けるしかない孤独がある。 少し厳しいようですが、この本を読んで、そうかもしれないな、と思いました。 そして興味深かったのは、そこに「愛」があっても、孤独がなくなるわけではないということです。 むしろ誰かを愛する(深く関わろうとする)からこそ、自分と相手が別々の人間であることや、どうしても埋められないものを感じることがある。 自分の孤独を相手に埋めてもらおうとするよりも、自分の孤独を自分で引き受けたうえで、同じように孤独を持つ相手として関わっていく。 そう考えると、人と深く関わるためには、まず「孤独である」ということを受け入れる覚悟が必要なのかもしれません。 なるほどなぁと思いました。 孤独をなくしてから人とつながるのではなくて、孤独のまま、それでも人とつながろうとする。 深みのある内容でした。

