ライオンのおやつ 小川糸 著を読んで
- 2月25日
- 読了時間: 1分
更新日:2月27日
読みながら、何度も考えました。
これは納得なのか、それとも諦めなのか、と。
人生の終わりが近づいた人たちが、
過去を振り返りながら、
誰かが用意したおやつを口にする。
とても穏やかで、優しい空気の物語です。
だからこそ、ふと思いました。
もし、まだ選び直せる時間があったらどうするだろう、と。
この本は、
「ここで一区切りつけてもいい」と思いたい人の心に、
静かに寄り添う物語だと感じました。
それは弱さではなく、
人生のある段階では必要な視点なのだと思います。
ただ私は、もう一つの問いも残りました。
受け入れることは大切だけれど、
受け入れる前に、
まだ選べたことはなかったのか。
まだ伝えられた言葉はなかったのか。
この物語は、
「これでよかった」と思える人を、そっと肯定してくれる。
そして同時に、
今を生きている側に、小さな問いを残す本でした。

