部下との会話は、話し方より“今どこにいるか”だよ
- 3月18日
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部下と話していて、なぜか話がうまく入らないことがあります。 こちらは良かれと思って話しているのに、相手の表情が固くなる。 これは、言い方の問題ではないことが多いです。 原因は、今どこで話しているかを、自分がわかっていないことです。 私は、部下との会話には三つの場所があると思っています。 一つ目はメンテナンス。 これは、指導ではなく、まずねぎらう場所です。 二つ目は中間。 起きたことを整理し、一緒に考える場所です。 三つ目はhaving。 ルール、数字、売上、行動基準をはっきりさせる場所です。 この三つが混ざると、会話は崩れます。 疲れている部下に必要なのは、最初から正論ではありません。 まずは、 「大変だったな」 「よくやってくれた」 という、ねぎらいです。 ここでいきなりルールや数字の話をすると、正しいことを言っていても入っていきません。 逆に、基準を示すべき場面で、ねぎらいだけで終われば、今度は前に進みません。 研究でも、上司の関わりには、安心感や信頼をつくる働きと、仕事を整えて成果につなげる働きがあり、役割が違うことが示されています。 大事なのは、優しいか厳しいかではなく、今はねぎらう場面なのか、整理する場面なのか、基準を示す場面なのかを上司がわかっていることです。 部下との会話で必要なのは、高度な話術ではありません。 まず自分に、こう聞けばいい。 今の私は、ねぎらっているのか。 整理しているのか。 基準を伝えているのか。 これがわかるだけで、会話の質はかなり変わります。 部下との会話は、うまく話すことだけではなく、立ち位置を間違えないことが大切だと私は考えています。
