「でも…」が増えるのは、素直でないから?
私は、 素直に一度やってみることは、 何かが上手になるために 大切なことの一つだと思っています。 例えば武道で、 「肩の力を抜いて」 と教えてもらったら、 すぐに意識してみる。 仕事でも、 「お客様には、こんな話し方をしてみたら」 とアドバイスされたら、 次に試してみる。 まずやってみる。 こういう素直さは、 成長するうえで大切だと思います。 でも、何かを伝えたときに、 「でも……」 「それは難しいです」 「やっても無理だと思います」 という言葉が増えてくる人もいます。 そんなとき、 「この人は素直じゃないな」 と思ってしまいがちです。 私はある時、 それだけではないのでは?と 考えるようになりました。 理由の一つに、 その人にとって、 課題が難しすぎる ということがあるかもしれません。 やってみる。 でも、できない。 工夫してみる。 それでも、できない。 そんな経験が続くと、 「どうせやっても……」 となってしまうことがあります。 ある研究では、 「自分が何をしても結果を変えられない」 という
9月1日


『現代生活独習ノート』津村記久子 著 を読んで
日々の中にある、 ほんの小さなストレスや不満の描き方が、 とてもうまい。 怒るほどではない。 わざわざ人に言うほどでもない。 でも、確実にちょっと嫌 笑 そういうものを、 よくここまで拾えるなぁと思いながら 読みました。 そして読んでいるうちに、 少し嫌なことにも気づきました。 自分が「こういうの嫌なんだよなぁ」と思っていることを、 私も誰かにやっているかもしれない。 人って、 大きな悪意で人を嫌な気持ちにさせることより、 自分の都合だったり、 疲れていたり、 相手のことに気づかなかったり、 そんな小さなズレで 人にストレスを与えていることの方が 多いのかもしれない そう考えると、 「いるいる、こういう人」 と笑っていたはずが、 途中から 「ん? これ、俺もじゃないか?」 となってくる。 そこが面白かった。 生活は 立派なことや大きな出来事だけで できているわけではない。 どうでもよさそうな不満や、 ちょっとした諦めや、 くだらない楽しみも含めて 生活なんですよね。 半笑いで読みながら、 人を見る目が少し細かくな
8月31日
結果が出なかった人に、何を伝えるか?
以前の私は、 パフォーマンスが上がるのは 「褒めること」が大切だと思っていました。 「よくできたね」 「素晴らしい成果だったね」 結果が出たときは、 こう言えます。 ただ、 仕事はいつもうまくいくとは限りません。 一生懸命やったけれど、 結果が出なかった。 そんなとき、 何を伝えればいいのか。 私は「ねぎらう」について 考えるようになりました。 私が考える「ねぎらう」は、 結果を評価するのではなく、 そこまでの過程を見て、伝えることです。 「遅くまで準備していたね」 「あのとき、こんな工夫をしていたね」 結果がどうだったかではなく、 その人がやったことを できるだけ具体的に伝える。 「ちゃんと見ていたよ」 を言葉にする感じです。 研究でも、 「自分の貢献を大切にされている」 「自分のことを気にかけてもらえている」 と感じることは、 仕事への満足度や組織へのコミットメントなどと 関連することが、多くの研究から分かっています。 そこで私は、 結果が出なかったときほど、 「この人は、そこまでに何をしていたかな」
8月29日
